【育休男子】「イクメン」という言葉について(実践編)

auスマホのCM、新キャラとして鬼が出てきましたね。

通信速度の軽さを鬼のノリの軽さで表現しているわけですが、鬼は5人の子どもがいるお父さんという設定です。
金太郎から「育児とかしてんの?」と聞かれ「自分イクメンっすよー」と答えています。

前回の記事で「イクメン」という言葉は「無くなるべきだが現時点では有用性がある」と書きました。
要は上記CMのように「軽く」使えるということがメリットである、と私は捉えています。

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【Case.1】
「オムツ替えしたり散歩に連れてったり、まぁまぁ育児手伝ってる方だと思うよ」
「先輩イクメンっすねー!」
「いやいや〜そんなことないよ〜(照)」

【Case.2】
「うちでは子どもをお風呂に入れるのは俺の担当なんだよね」
「え〜素敵ですね〜イクメンじゃないですか〜」
「いやいや〜そんなことないよ〜(照)」

【Case.3】
「子どもが熱を出したので今日は午後休みをいただきます」
「おう、相変わらずイクメンだな。こっちは何とかするから、お子さんお大事にな」
「イクメンってほどじゃないっすけど(照)。いつもありがとうございます!」

このように会話の中で軽く使えるキャッチーな言葉として存在することで、話題に出しやすく使いやすい効果があります。
そして、批判はあれども「イクメン」は褒め言葉として使われることが多いと思います。
軽く使える褒め言葉でモチベーションが高まって、さらなる育児行動に繋がるなら費用対効果高いですよね。

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だから今は「イクメンですね!」という褒め言葉がたくさん使われればいいと思います。

例に挙げたどのケースも、否定的文脈で叩き得るんですよね。(※1)
Case.1に関しては「育児を『手伝う』という表現に当事者意識の欠如を感じる!」と。
Case.2に関しては「育児のオイシイところだけやって『イクメン』面しないで!」と。
Case.3に関しては「父親は子どもの発熱で休むと褒めてもらえるんですね、ふーん」と。

でもね、こんな議論が出てくるようになったこと自体「イクメン」という言葉の効果だと思うんですよ。

妻ほどに育児できていない夫が急に妻と同じレベルになったりしないし、男性の育児参加が諸外国と比べても少ない日本の構造(※2)が急に変わったりしない。
いいんですよ、まずはイクメン気取りで。
「やる意志も無い役立たず」が「ちょっとやってイクメン気取り」にレベルアップしたんですよ。
せっかくレベルアップしたのに正論ぶつけて叩き潰してどうするんですか。

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社会全体としても「男性も育児するもの」「それはとても良いこと」との認知は広がってきたと思います。(※3)
裏を返すと日本の現状はその程度で非常にレベルが低いとも言えますが、嘆いていても問題解決しないので未来志向でいきましょう。
「イクメン」という言葉が早く役割を終えるよう、全体のレベルを上げていくために、今後も前向きな発信していきまっせ!

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(※1)「イクメン」という言葉に否定的なブログ記事例。

結婚しても男が「イクメン」や「カジメン」に絶対になってはならない理由 – 天狼院書店

共働きなら家事分担は当然!男性は手伝うじゃなく担当するべきだ : No.2宣言

どちらの方の意見ももっともで共感できます。

それでもなお現状は有用な言葉だよね、というのが私のスタンスです。

こちらの記事は解決策まで提示していて素晴らしいので是非参考にされたし。

【父親に見せたい育児フロー表付き】育児の一部だけをやる『楽しいとこどり』イクメンの原因と対策完全版! | Conobie[コノビー]

(※2)男性の家事育児時間の国際比較

子育て世代の男性の就労と家事・育児手伝い事情をグラフ化してみる(2015年)(最新) – ガベージニュース

一次ソースは【内閣府 平成27年版少子化社会対策白書】です。

関連記事も気になります。

アメリカでも「イクメン気取りあるある」はあるようですね。

夜泣きする赤ちゃんの面倒を見た僕は、褒めてもらえると思ってた。 | Clint Edwards

(※3)「男性も育児するものという認知」とはちょっと違うのですが、ベネッセが行った調査によると「男性は育児したい思いはあるけどあまり実態は伴っていない」ようです。

イクメンはなぜ増えないのか? −BLOGOS

一方総務省が5年ごとに実施している調査によると、男性の育児時間は増加しているものの、3分だったのが12分など「増加した!」と言いたくないレベルですね。

(PDF)総務省「平成23年社会生活基本調査」P.28

 

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