【男性議員の育休】議論が後退しないシンプルな理由

男性議員として育児のための休暇取得を宣言していた宮崎議員。
週刊文春による不倫報道を受けて会見し、報道を事実と認め議員辞職することを発表しました。

まずは何をおいても出産直後の金子議員とお子さんが健やかでありますようにと祈るばかりです。

——————————-
私は宮崎議員の育休取得に賛成の立場を取り、過去にこのブログでも発信してきました。

【男性議員の育休】男性議員の育休取得に賛否を言う前に

特に反対意見が過熱し始めたのを感じたため、「まずはおめでとうとお大事にの気持ちを持ってから意見を言おう」と提案しました。

【男性議員の育休】建設的な議論のために必要なこと

作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏LINE上級執行役員の田端信太郎氏にツイートで引用いただいたので、多くの方に読んでいただきました。
多くの人から意見が発信され、ある程度論点が出揃ってきたように感じたので、論点の整理と、賛成の立場から反対派と建設的な議論を行うための手法を提案しました。

【男性議員の育休】フォーラムに参加してきた

宮崎議員も参加する、議員の育休をたたき台に日本の子育てにまつわる課題について話すフォーラムに参加したレポートを書きました。
賛成意見の多様さ、対立構造を煽る手法の危うさ、宮崎議員への党内の圧力についてまとめました。

——————————-
このブログを読んでくださっている皆さんに、本件に関する私の意見を述べるべきだろうと思い、会見の動画も見たので以下に私見を述べます。

私は宮崎議員のブログでの発信や直接話を聞くことで「勉強不足で荒削りながら、覚悟を持って取り組もうとしている方だ」と感じ、一貫して支持、応援してきました。
私が「覚悟がある」と判断した最も大きな理由は「宣言した」ということそれ自体です。
アラを探して叩こうとする勢力が多いことが推察される中、ちょっとした言葉尻も悪意を持って解釈されるようになることは目に見えています。
「売名」という批判がありましたが、どちらかというと反対派、慎重派の多い事案において名が売れることはメリットよりリスクが大きいです。
それらを勘案した上でなお、閉塞感のある育児環境に議員の立場として変革をもたらしたいと考えての宣言であるなら、それは相当の覚悟が必要であろう。
そう考えて支持したのですが、残念ながら「相当の覚悟」などないままの、腰の軽い「宣言もどき」だったわけです。

報道を見て、頭の中に「送る言葉」の中のこんなフレーズが頭をよぎりました。

信じられぬと嘆くよりも人を信じて傷付く方がいい

「高橋が信じるのなら信じてみるかな」と思ってくださった方がいたらごめんなさい。
結果的に「信ずるに足らない人を信じてしまった」わけですが、では誰でも彼でも疑ってかかろうとするのも違うと思います。
「信用するかどうか」の判断については若干慎重になりますが、基本スタンスとしては今まで通り性善説寄りでいようと思います。
その方が私らしい気がするし。
そんなわけで残念な事態はさておき前を向こうと思っております。

——————————-
さて、この件について「男性の育休議論が後退する」という懸念を表明する方が多くいます。
しかし私は「後退しない」と考えています。
何故かというと「もともとそれほど大きく前進してきていない」からです。
男性の育休取得率は2015年で2.3%、過去からの増加もほとんどないに等しい低値安定が続いています。
政府は「2020年までに13%」を目標としていますが、目標値が低いし、実現のためのロードマップも正直見えてきません。

また「今後は男性が育休取りたいというと『不倫か?』などと揶揄される」という懸念をおっしゃる方も多いようです。
それはそうだろうと私も思いますが、もともと育休を取ろうとする男性に対する周囲の理解はあまりないのが一般的ですから、それほどこの件による影響は大きくないと思います。

このように、前進していない現状をグンと進める起爆剤になりそうな事案がなくなった、というだけです。
「男性の育休」なるものに興味を持たなかった人たちが考えるきっかけになったというプラスと、残念な結末というマイナスでいってこいだと思います。

男性の育休を推進したい私としては、今まで通り試行錯誤し、行動し、発信し続けるだけです。

今後とも、同じスタンスで男性の育休取得を推進して参ります。
よろしければ是非お付き合いいただければと。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。