育休男子、増える

厚生労働省調べによると公式な育児休業を取得する男性は3.16%らしいです。
※参照 平成28年度雇用均等基本調査(確報)|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/71-28r.html

ただ、妻の出産や復職に伴って有給を取得するケースはここに換算されないので、ファザーリングジャパン調べの「隠れ育休」取得率の方が実態を表してると思います。
※参照 【ファザーリングジャパン隠れ育休調査2015】乳幼児を持つ父親の46%が隠れ育休取得。男性の育児休業取得促進のためには、上司の「イクボス化」が求められている!!

とは言えやはり期間は3日程度にとどまるケースがほとんどのようで「それただの休暇じゃん」という批判が出てくるのも理解できます。

働き方改革や女性活躍が叫ばれる昨今、男性の育休取得を推進する企業も増えてきました。

一方でそんな世の流れはどこ吹く風の旧態依然な文化のままの企業の方が多いでしょう。

Twitterなどでは
・大企業だからできることでうちでは無理
・育休取ろうとした同僚の男性が上司に反対されて断念した
・育休取得は現実的じゃないからせめて定時で帰してほしい
・残るメンバーの仕事が増えるので正直迷惑(男女関係なく)
こんな意見をよく目にします。

友人で双子のお母さんから「夫が保育園の送りをするから勤務時間を調整したいと申し出たら上司から『前例がない』『奥さんがやればいい』と拒否された」という話を聞いたりもしました。
(「イクボス」の真逆ですね)

うちの会社のように平均年齢が若くて「自分の頭で考える」文化が浸透している会社にいると麻痺するのですが、世の中まだまだ子育てへの理解が進んでいないし、実態が追い付いていない感が満載です。

とは言え、育休を取得する男性が増えていることは間違いないとは思います。

私がそういうアンテナを高くしていることと、会社の風土が先に挙げたようなものだというバイアスはありますが、それを取り払っても増えている感じがします。

Twitterでも「育休取ってます・取りました」というパパアカウントをよく見かけます。
(リストを作ってまとめたいが手付かず…)

周囲でも「高橋さんの話聞いて一年育休取ることに決めました!」という後輩パパがいたり「高橋さんの影響は全く受けてないですけど取りたいので取ります」という同僚がいたりします。

先日とあるメディアの企画で育休男子座談会をやったのですが、男性の育休取得を後押しする大きな要素として「育休取得した男性を知っている」ということは大きいのではないか、という意見がありました。

私が発信しているのもそういった効果を狙っているのですが、やはり「身近な距離に」そういう人がいることがすごく前向きな効果を産むんだと思います。

楽観的過ぎる希望かもしれませんが、育休男子が増えること自体が指数関数的に育休男子を増加させることに繋がるといいなと思います。

マーケティング用語で「キャズム理論」というものがあります。

ざっくり言うと新しい製品や施策が、新しい物好きの層にのみジリジリ広まった後、グンとマスに浸透するということを表した用語です。

キャズムは「崖・断絶」のようなもので、そこを越えると一般化の流れが加速します。

iPhoneは越えてApple Watchは越えてないという例が分かりやすいでしょうか。

過去女性の育休すら一般的ではなかった(妊娠したら寿退社が普通)ことを考えると、女性の育休はキャズムを越えたと言えるかと思います。
(それでもまだまだ課題はありますが)

スウェーデンなど男性の育休が一般的な北欧諸国でも、何十年か遡れば日本と同じく「男は仕事、女は家庭」だったことを考えると、越えうるものであるという希望が持てます。
(「おせーよ!」という突っ込みは全くその通りで首がもげるほど首肯ですが、未来思考で)

育休男子が増えていることは間違いないですし、増えていくことも間違いないでしょう。

キャズムを越えてグンと増えるか、それはいつになるのか。

それは我々次第です。

早くその日が訪れるように微力ながら活動を続けて参ります。

最後カタくかっちゃったんでカブトムシに夢中な息子の写真貼っときますね。