子どもが産まれたら育休男子になりたい学生を応援します

男子学生の7割が「育休を取得したい」

就活大手、ディスコによる2019年卒学生を対象とした「就活生の職業観とライフスタイル調査」が出ました。

それによると男子学生の約7割が「将来子どもができた場合育休を取得したい」と回答しているそうです。(取得したい:37.7% できれば取得したい:32.4%)

育休取得という選択肢が、若い世代の間でごく当たり前のものになってきたことは喜ばしいことだと思います。

政府の「男性の育休取得率」目標

政府による男性の育休取得率の目標は「2020年度に13%」です。

これは2017年12月25日に閣議決定された「第4次男女共同参画基本計画」によって設定されました。

2017年度の実績は5.14%なので、約2.5%ずつ増えれば達成できます。

1日でも取得すれば統計上カウントされるため「取得率」だけで考えれば、達成可能な目標と言えると思います。

また、育児介護休業法に基づく育児休業ではなく、有給休暇を利用するなどの「隠れ育休」も相当数存在するため、実態としての取得率はもっと大きくなるでしょう。

彼らが希望通り育休を取得するために

育休取得率の推移

2020年のその先に関しては目標設定がされていません。

第一子出生時の男性の平均年齢は32.8歳なので、彼らが33歳になる2028年度に育休取得率が70%を超えるためには、毎年7%強の増加が必要です。

女性の育休取得率の増加率と比較しても相当チャレンジングな数値です。

グラフにしてみると如実に分かりますね。

「平成 28 年度雇用均等基本調査」を元に筆者作成)

具体的に求められること

「育休を取得したかったが取得しなかった」男性がその理由として挙げているものは以下の通りです。

(出展:男性が育休を取れない理由1位は「代替要員がいない」 | 日経DUAL

「世論」や「企業文化」といった定性的なものの変革と「給付金の増加」や「企業への補助金」「パタハラ防止」など政策面での変革が望まれます。

取得率は本質ではない

上述した通り、1日でも育休取得すれば取得者としてカウントされ、取得率は増加します。

ただ、それでは事務手続きと比較して割が合いませんし、何よりできることがものすごく少なく終わってしまいます。

「働き方改革」の流れの中、男性の育休取得を推進する企業も増えてきましたが、取得日数は5日以内がほとんどです。

5日でも取った方がいいと思いますが、やはり短すぎて意味が薄いことは否めません。

そもそも男性がなぜ育休を取得する意義は何でしょうか。

・「子どもの成長を間近で体感したい」というような希望が叶えられること。

・今後親として子育てをしていく上での当事者意識を持つこと。

・産褥期の妻の負担を減らし心身の面で支えること。

・親としてのチーム力を醸成すること。

そのようなことが意義であると思います。

具体的な提案としては「1ヶ月以上取得率」の目標を国としても各企業としても定めるのが良いかと思います。

母体回復に必要と言われる産褥期は6週間から8週間と言われているので、1ヶ月でもちょっと足りないのですが、分かりやすい期間目標として1ヶ月が良いかと思います。

学生時代の私

ちょっと自分語りをします。

現在35歳の私は15年前の2003年に就職活動をしていました。

当時の選社軸は「テキトーにやっててもある程度給料もらえる楽な仕事ができる安定した大手」という社会を舐め腐った意識の低いものでした。

もう一つが「転勤のない会社」でした。

当時ワーク・ライフ・バランスという言葉はまだ一般的ではなかったですが、将来「家族を大切にするパパになりたい」という思いがありました。

単身赴任なんてもっての外だし、自分が何回か引っ越しして友達と別れるのが寂しかったので、家族連れて引っ越しというのも嫌だったのです。

当時から男性も育児休業を取得できる法制度はあったので「子ども産まれたら絶対育休取ろ。仕事とか二の次でしょ」と思ってました。

働き始めて「仕事ってそんなに楽じゃねぇぞ」ということと「仕事を一生懸命やりたい自分」に気付いたので、働くことに対する意識は劇的に変化しました。

冒頭のアンケートで「育休取りたい」と回答した男子学生がどの程度リアルにそれを考えているのかは分かりません。

でもまだ働いたことないので、実際に働いていく中できっと変わっていくと思います。

その変化が「実際に育休取得を言い出せるような雰囲気じゃねぇぞ・・・」のようなネガティブな外的要因によるものであってほしくないです。

希望している7割の学生も、今は希望していない3割の学生も、いざお子さんが産まれるとなった時に「育休取得」という選択するにあたって障害がない社会を創っていきたいですね。

男子学生全力応援!